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2007-01-27 

「ターミネーター3」を見る 

B000E41NJEターミネーター3 スタンダード・エディション
ジョナサン・モストウ アーノルド・シュワルツェネッガー ニック・スタール

ジェネオン エンタテインメント 2006-03-24
売り上げランキング : 25600

--Amazonより--
アーノルド・シュワルツェネッガー主演による人気シリーズ「ターミネーター」の第3弾!未来からやってきた戦闘マシーン“ターミネーター”同士の闘いを描いた迫力のSFアクション作品。

時代錯誤としか思えないドラマチックな演技、ご都合主義的なプロット、必然性のないキャラクターの行動、無意味に大がかりなアクションシーンと四拍子揃っていたため、途中で自分の目玉をえぐり出しそうになった。……が、結末は好きだし、全体を通してシュワちゃんを取り巻くほのぼのとした雰囲気は嫌いじゃない。なので★3/5という微妙な点をつけてみる。今さら何見てんのって話だけど。

んで見たところ、SFとしてのテーマは悪くないのに、一方でSFとしてのディテールがとことん粗いという印象を受けた。突っ込みどころ満載どころか、突っ込まずに見られるシーンはほとんどない。とくに以下のシーンは、温かい心で見たにも関わらずどうしてもスルーできなかった。

物語後半で、シュワちゃん演じるターミネーター(T-850)がターミネーター(T-X。悪そう)にナノマシンを混入されてボディの制御を奪われるというシーンがある。あ、調べてないからほんとにナノマシンかどうかは分かんないけど、T-Xがスタートレックのボーグっぽい動きをしていたからたぶん。

そこでシュワちゃんの体内でCPUとウィルス(←便宜上)がせめぎ合うという描写があるのだが、困惑した顔になったり表情が引きつったりと、シュワちゃん演じるT-850の反応があまりにも人間らし過ぎる。銃弾を浴びても顔一つしかめない、つまり感情を顔に出すプログラムが作り込まれていないのに、これはおかしい。

百歩譲って表情については目をつむるとしても、正気を取り戻せと叫ぶジョン・コナーに呼応するかのようにウィルスの呪縛を解いてしまうのはどうかと思う。T-850型がプログラム命令の強制力を覆すほど強力な感情制御回路を搭載しているとはどこにも書いてないし、これもやっぱりおかしい。

ロボットである以上、すべての挙動には理由が必要になるはず。仮に“明確な理由は分からない挙動がある”という設定だったとしても、登場人物あるいは鑑賞者には、なんらかの解釈ができるような伏線が必要になるはずである。理由も解釈の余地もないならそれは単なる“奇跡”で、ファンタジーの領域だろう。

まぁなんというか、そうせざるを得なかった理由は本作がハリウッド映画なこともあっていろいろと大人の事情があるんだろうけど、少なくとも私のような腐れSFファンはとくにイライラしたはずだ。

なんでかっつーと、私のような腐れバカ死ねSFファンが萌えるのは「感情のないロボットが見せる最終的には0と1で分解可能な感情」だから。つまり、いくら人間の目に感情豊かに映ろうとも、ロボットの行動がプログラム(論理)の枠から飛び出すことは絶対にない、もしくは、ないと嬉しいゼと思っているからである。

また論理で縛られた機械としての悲哀があるからこそ、ロボットが時折見せる人間らしい行動にほろっとくるのである。要するに何が言いたいのかというと、“人間の振るまい”と“人間らしい振る舞い”は明確に区別せえよ、ということ。ジョンの声を聞いて火事場のクソ力を出すのと「Hasta la vista baby」と粋なセリフを吐くのとはワケが違う。決して、同じ“人間らしい”行動として括ることはできないのである。

……とここまで書いて、やっぱり今さら何をグダグダ言っているのだろうという気になってきた。というか、飽きた。

まぁでもなんつーか冒頭で書いた通り、結末は好き。とくに地下壕に無線が鳴り響く最後のシーンは非常に良い。“悪夢だと気付いてしまった明晰夢”と同じような悪寒に襲われた。映画であの心細い感じを味わった記憶がないので、ちょっと驚いてもいる。

なーんて好きな部分があるから、余計に“SFとしてのディテールの低さ”が悔やまれるんだよなぁ。かわいさ余ってなんとやらというか。そういえばビートたけしの著作で、主人公が包茎を苦に彼女を殺害してしまうという話があった。たしかそのオチが「皮が余って憎さ百倍」だったっけか。関係ないけど。

そんなわけで、本作はステレオタイプと様式美に彩られたシュワちゃん的水戸黄門世界をご堪能いただくには最適の一本。ああ、あともう一つ、T-X役の女性はあんまり魅力がなくてプロフィールを調べる気にもならんということをメモしておきたい。さらに、ピチピチ皮スーツの着こなしはケイト・ベッキンセールに一日の長があると追加でメモしておくので、参考にしてほしい。

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ターミネーター3について

ターミネーター3『ターミネーター3』(''Terminator 3: Rise of the Machines'')は2003年のアメリカ映画で、SF映画。「ターミネーター (映画)|ターミネーター」(1984年)、「ターミネーター2」(1991年)から続くシリーズの第3作である。全世界興行収入4億

ターミネーターターミネーター(terminator)*原義は、英語で「終わらせるもの」「根絶するもの」ターミネーター (映画) - アメリカのSF映画シリーズおよび、それらに登場する人類抹殺用アンドロイド終端抵抗、終端器 - コンピュータ機器などのケーブルの末端に取り付ける電

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京都府生まれの執筆業者(3234歳/男/東京都世田谷区在住一時的に京都府在住)。ライティングやらWebのお仕事やらをしています。

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