-------- 

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
2006-06-22 

「書く」マーケティング 


ゲームの原稿はめっきり書かなくなった代わりに、ウェブサイトや紙媒体でセールスライティングをすることが多くなった。モノやサービスを紹介するのにゲームもクソもないが、短い文章でセールスに直結するキャッチコピーや紹介を書くには、やはりレビューにはない“あざとさ”を含むノウハウが必要になる。

そんなわけで、もともと文章読本が好きなこともあり、ここ数ヶ月は実践的にコピーの量産方法を体系化してくれる本を片っ端から読んでいる。本書『「書く」マーケティング』もその一冊。

この本の目標は、誰でもコピーが“そこそこ”書けるようになること。あくまでも書くことに対して一種のアレルギーを持つ人たちに、「ライター使うとお金かかるし、コピーぐら書けてもいいんじゃない?」「最初はモノマネで十分」というスタンスで、コピーライティングの手ほどきを行う。本書自体も努めて軽妙なタッチで書かれていて、とても読みやすい。2時間ほどであっという間に読んでしまった。

内容も、コピーとして書くべき要素を、センスではなく論理で導き出そうとしているため、初心者でもとっつきやすい。とくに、素材を前にしてコピーを確定するまでのプロセスを下記のように時系列でマニュアル化している点は、とても参考になった。
コピー作成の7ステップ
(1)セールスポイントをピックアップする
(2)ターゲットを明確にする
(3)ターゲットに合わせてセールスポイントを絞り込む
(4)どのようにつかむかを考える
(5)語呂(リズム感覚)をチェックする
(6)サブを組み合わせて言葉足らずを補完する
(7)第三者のチェックを受ける

そして上記の各工程の進め方が丁寧に解説される。どのステップも実用的だが、とくに(4)のつかみに関する七つの法則が、本書の真骨頂だろう。

たとえば「エッ?の法則」では、「2×2=8」と書いて「ににんがよん」とフリガナの付いた看板のカレー屋さんがなぜ目を惹くのかが、同様の手法を用いた有名なコピーと共に解説される。

ね、おかしいでしょ。
私もこの看板を初めて見たとき、頭の中が混乱しました。

もしこれが「2×2=4」に「ににんがよん」のフリガナだったとしたら、「変わった名前のカレー屋だな」くらいで、わざわざ中に入ってみようとまでは思わなかったでしょう。

実はこのような例は至るところにあります。
TVCMのコピーでは、キューサイの青汁の「マズイッ!もう一杯!」がそれ。「マズイのにもう一杯ってどういうこと?」って思っちゃいますよね。


そのほか、つい「私のことだ!」と思ってしまう「ドキッ!の法則」や、マイナスポイントをプラスに変える「ホンネの法則」など、誰でも当たり前のように目にし、インパクトと効果を感じているものをキチンと分析して再利用可能なテクニックに落とし込んでいる。

実はこの手の手法はもう随分と前からキチンと体系化されていて、セールスライティング系の書籍を手にとれば大抵書いてあるイロハのイにあたる。ただそれを短い分量で、平易に、それこそこの本そのものにコピーのテクニックを駆使して興味深く読めるようにしている点が、本書の優れている点だ。

初心者には“気付き”を、中級者にはシンプルな体系化のパターンを与えてくれる良書。セールスライティングに関係なく、プレゼンテーションやちょっとしたメールにも応用できる小手先のテックニックが満載なので、社会人全般におすすめ。

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://gueed.blog88.fc2.com/tb.php/71-7d876097
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

«前のページ  | HOME |  次のページ»

ブログ内検索

現在使用中のキーボード
(2013/11/03時点)

プロフィール

Gueed

書いている人:Gueed
京都府生まれの執筆業者(3234歳/男/東京都世田谷区在住一時的に京都府在住)。ライティングやらWebのお仕事やらをしています。

RSS

RSS

月別アーカイブ

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。