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2011-03-27 

それでも水は買い占められるよね 

3月25日の朝生で、水の放射性物質汚染と買い占めについていろいろと語られていたものの、基本的には「ザ・不毛」と思ったのでメモ。

番組中、水の放射性物質汚染のくだりでは、パネリスト達が“主婦による水の買い占め”を嘲笑気味に語っていた。論旨はだいたい「本当は低リスクなのに、なぜ?」というもので、「○○より遙かに下回る被曝量」とか「誤差の範囲」とか「むしろ○○(温泉など)の方が危険」とか、いろいろと言葉を尽くして「リスクの低さ」が主張されていましたな。

でも、はっきりいってそういうのは的外れだよね。

第一に、一般人(たとえばうちのかーちゃんなど)からみて、汚染の“量”という概念は理解が困難で、水を飲むかどうかの判断は“汚染されている/されていない”といったデジタルなものになるということ。つまり、0.000000000000000000000000000000000000000001でも水が汚染されていると思ったら人はその水を飲まない。だって汚染ゼロの水を入手できる方法が、――今のところ――それほど高くないコストであるからね(※この時点で「厳密にはゼロの水などない!」と思った人はこの手の話題に向いてなさげ)。それを「アホだ」とか「リテラシーが低い」とかいっても、実際にそうなんだからしようがないよね。

第二に、じゃあ量という概念を理解できる人ならどうかというと、もう一つハードルがある。それは「そもそも発表されている数値を信用できない」ということ。これはもうそのまんまですな。「この数値は○○に比べればずっと低く」って言われても、その数値が正しいと思えないんだもの。そう考えることは別におかしいことじゃないよね。

んで、個人的には後者の方が深刻かなと思う。たとえば今テレビで「どこどこ浄水場で計測したら数値が下がってたから乳児の摂取制限解除な」ってやってんだけど、その数値の計測日が2日前なわけ。どれぐらいのスパンで計測されるべきなのかなんて分からんし(少なくとも“日”のオーダーでないことは直感的に分かるけど)、どこでいつ計測されたものが自宅の水道の蛇口から出るかなんてもっと分からん。これって、論理をある程度組み立てられる人の方がむしろ不安を感じるよね。第一の例と逆で。

もちろん、「低リスクであることを語っても無駄」と主張しているわけではないよ。それは説明できる人が、噛み砕いてキチンと説明するべき。ただ正確な情報を提供すること(買い占めの抑制)と、実際に起きている現象に対処すること(買い占めへの対応)は別レイヤーで議論しないと意味ないよね、と。んで、朝生を見ているような連中(私を含む)に必要なのはどう考えても後者の議論だよね番組的に考えて、というお話でした。


……というわけで、汚染水をそれなりに摂取している私は、場合によってはひどく被曝している可能性があり、そのせいで原稿が遅れたとしてもそれは東京電力のせいなのでひとつよろしくお願いいたします。

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京都府生まれの執筆業者(3234歳/男/東京都世田谷区在住一時的に京都府在住)。ライティングやらWebのお仕事やらをしています。

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