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2006-10-12 

「ザ・インタープリター」を見る 

体調不良、ここに極まれり。

というわけで、考え得る限りの経済活動を放棄しつつ、芋虫のように毛布にくるまってDVDを鑑賞する。しかもデスクトップPCがお逝きになったため、12.1インチTFTのノートPC+激安ヘッドフォンという下級階層丸出しの消費環境である。お、終わってねぇ?

DVDタイトルは、友人(離婚秒読み、しかもデブ)のHDDにあるリップデータからチョイス。なにを思ったか、「ザ・インタープリター」(2005/米)を見た。

「ザ・インタープリター」は、国連通訳のシルヴィア(ニコール・キッドマン)がアフリカはマトボ共和国大統領の暗殺話を小耳に挟んでさあ大変、ショーン・ペン扮するSPのケラーが功罪のハッキリしない大統領を警護しつつシルヴィアの葛藤と自分の葛藤を重ね合わせてセックスするかと思いきや最後までしなかったという作品。シルヴィアとケラーとの会話に垣間見えるアフリカの悲惨な日常に想いを馳せながら、両者のいかんともしがたい身長差に舌鼓を打った。

タイトルになっている割に、主人公が通訳者であることは序盤の数分にしか関わってこない。事件に巻き込まれたただの一般人かと思いきや途中から挙動不審になるシルヴィアや、「2週間前に奥方と死別」というケラーの中途半端なバックグラウンドのおかけで、謎解きサスペンスとして見ると誰目線で物語を追えばいいのか分からなくなる。

ザ・インタープリター一方で深遠なテーマがあるかと思えばそうでもない。本作で悪の象徴とされる大統領を通じてアフリカの政治情勢がマクロな視点で描かれないため、かつての偉大な指導者に縁者を殺害されたキャラクターの私憤が私憤以上のものになっていない。多くのブログに「ニコール・キッドマンがかわい過ぎ!」と書いてあるのを見て「ンガッ!」とか思いながら自分も「ニコール・キッドマン最高!」としか書けないのは私のせいじゃないよねぇと思った次第で3.2点。0.2点、いや0.5点ぐらいは俳優点である。

ところで。

今回は激しくチープな環境でDVDを鑑賞したわけだが、これではたして作品をキチンと評価できているのだろうかと不安に思った。普通に考えれば制作者側にはある程度想定している再生環境があるだろうし、今回のような環境下でのDVD鑑賞は作者に失礼であり、評価を下すのはアンフェアなような気もする。THXなんつー再生環境の認定規格もあるぐらいだし。

そうやって考えると、制作者側は個々に「この環境下で最大のパフォーマンスが発揮できます」とキチンとうたって映画タイトルを供給すべきだし、鑑賞者は「この環境下で鑑賞しました」と明記して評価を下すべきなんじゃないのと思う。

「違う。どんな環境下でもクオリティの変化しない作品が良い作品だ」という考え方も分からんでもないが、いやほら、こっちとしてはただ作品を楽しみたいだけだからさ。パッケージに「逆立ちして見るとより楽しめます」と書いてあったらわしゃ逆立ちして見ますよ、と。

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京都府生まれの執筆業者(3234歳/男/東京都世田谷区在住一時的に京都府在住)。ライティングやらWebのお仕事やらをしています。

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