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2009-08-27 

「東大名誉教授 原島博氏インタビュー」(CEDEC関連)の雑感と追加で聞きたい点 

→技術を売りにしているうちは,成熟期とはいえない。CEDEC 2009で基調講演を担当する原島 博教授が業界の外側から見る「ゲーム業界」とは(4Gamer.net)

→【CEDEC 2009特別企画】東大名誉教授 原島博氏特別インタビュー「主役が交代している」とは何を意味するのか!? 情報技術のスペシャリストにゲーム産業の未来を聞く(GAME Watch)

どちらも別々の切り口で原島氏にアプローチされていて、とても興味深く読めました。「顔」と「宇宙」の話はもっともっと聞いてみたいですね。

さて、氏はゲームの専門家ではないとのことなので、研究者の立場でゲームに向き合う方として、追加で聞いてみたい点を二つばかり。


■ゲームに関する学問・研究について

インタビューの中で「ゲームに関しては技術の研究が先行している」といった趣旨の発言がありましたが、では大学を始めとした高等教育機関で、実際に「ゲームの面白さ」についての教育・研究はどの程度行われているのでしょうか? また行われる余地があるのでしょうか? 

たしかに、あらゆるメディアから発せられるゲームに関する話題は、主に技術やマーケティングに偏っていて、これは個人的にも危惧(ってほどのことはないけど)しています。

一方で、では高等教育機関畑で――たとえば「コンピュータゲームとトランプの違い」のような――ラディカルなテーマに関する研究が行われることがあるのでしょうか? 

少なくともその手の研究結果はあまり耳にしません。いや、耳にはしますが、情報工学・心理学・経済学・医学など横断的かつバラエティ豊富な切り口での研究結果は、その多くが外国発のものだったりします(ソウル中央大学のウィ教授の研究はここでいう「ゲームの面白さに関する研究」よりは少し市場分析寄りですが、割と個別具体的ではありますね)。

単純にこの現象からは、ゲームというものは研究対象になりえないという認識、ひいては産業としてまだまだ市民権を得られていないといった印象を抱きます(別にそれがダメ、と言っているわけではなくて“見える”という話です)。仮に研究されていたとしても、アウトプットのチャネルが確立されていなければ「オタク学」(©岡田斗司夫たん)の域を出ないのでは? と思いが強いです。

研究者のキャリアパスが不明瞭だったりするだろうし、個人的にも「ゲームの面白さ」を研究し続ける人間のイメージは掴めません。もっと言えばこれは「娯楽産業の宿命」なのかもしれませんが、では娯楽産業のミクロなテーマが研究対象になりうるか否かの溝はどのあたりにあって、その溝を越えるためにどういった整備が必要になるのか、その辺りのお考えを伺ってみたいです。


■んで、もう一つはゲーム(業界?)の将来像について。

やはりインタフェースの話題が出ていましたね(笑)。インタフェースについて書き出すと長くなるのでサクッといきますが、将来像について聞いてみたいのは、主に下記の3点です。

・パッドというインタフェースが定着した現実はどう分析できるか?
・異なるインタフェースが登場したとき、トレードオフとして何が失われるか?
・インタフェースの進化の“方向”について

個人的には過去のエントリーでも書いてきたとおり、パッドは現在の(まぁ古典的な)コンピュータゲームにあらゆる点でマッチしており、たとえば2時間前後が映画の最適な尺だとされていることに似た関係だと考えています。そういった総括なしに次々とインタフェースが開発されてスタンダードとなっていくことで(ならないとは思っていますが)、得るものと同時に失われるものもあるのではないか、そしてそれこそが“今”研究すべきことではないのかという気がしています。

またインタフェースは、人間の入出力器官をどの程度駆使するかによって、パッド+αかパッド-αの二種類の進化が想像できます。にも関わらず「ヌンチャク」や「Project Natal」に代表される新たなインタフェースの多くが“+α”を志向していることは何を示唆しているのでしょうか?


以上。

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というか、誰に向けて書いているんでしょうね私は(笑)。しかも冒頭で話題を絞った割には、聞く人を大きく間違っているような気もしますし(笑)。

まぁ個人的には上記のような点に興味があるので、CEDECに行かない私の代わりにどなたか適した人をつかまえて聞いてきてください、みたいな。


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京都府生まれの執筆業者(3234歳/男/東京都世田谷区在住一時的に京都府在住)。ライティングやらWebのお仕事やらをしています。

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