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2009-06-18 

任天堂・宮本氏の発言に微妙に反応。個人的には「コントローラーは身体を使わないのが理想」 

Wii リモコン コントローラ 任天堂 宮本茂

→宮本茂氏、XboxのNatalについて「ゲームは手に握るコントローラーが必要」(Game*Spark)

「ゲームは手に握るコントローラーが必要」という言葉は、“コントローラーが存在しないゲーム環境”としてE3で発表されたマイクロソフトのモーションカメラ「Project Natal」に対する宮本氏の指摘。具体的には、以下の通り。

“あなたがWiiリモコンを持ってスイングすれば、野球のバットを振っているように感じるでしょう。もしプレイヤーが手に何も持たずに全てパントマイムするだけなら、リアリズムは損なわれるかもしれません。”

しかし私は、表題の通り「コントローラーは身体を使わないのが理想」と考えている。ウルトラ僭越&スーパー恐縮ながら、宮本氏の上記コメントに対するさらなる指摘である。

正直言って、初めてWiiリモコンやヌンチャクコントローラを見たときは我が目と宮本氏を疑った。私の中では、現実世界の運動能力を行使せずとも仮想空間で行動を行えるという点が、コンピュータゲームがコンピュータゲームたるゆえんであり、ほかの娯楽に対する優位性だと感じていたからだ。

ではなぜ現実世界の運動能力を行使しないことがコンピュータゲームの優位性なのかといえば、それは「間口を広くとれる」という点に尽きる。

元々運動能力の低い人、身体に障害のある人、運動するスペースを確保できない人など、あらゆる条件の人がいるなか、指先ひとつでコンピュータが作り出す仮想空間の中をのびのびと運動できる、それがコンピュータゲームの素晴らしさだと考えている。つまり“手(指)”という最小限の間口の広い入力インタフェースを用意することで、あらゆる条件下の人間を――少なくとも運動能力に関して――同一条件に並べられることが最大の優位性だと感じているわけだ。そしてそれは、ゲームが、同様に行為そのもののハードルが低い本や映画に比肩する娯楽として、現在の社会的地位を確立できた理由だとも思っている。

そういう意味で、当初からWiiの設計はまったく納得がいかないものだったし、今回の「~~リアリズムは損なわれるかもしれません」という発言に対しても、「あなたの考えるゲームにとってのリアリズムとは?」という疑問を禁じえない。

ただ、運動能力を行使するゲームを作ることに関して一つだけ肯定する見方があるとすれば、それは「これまでのゲームとは明確に分化した娯楽が作られている」ということ。つまり、かつて小説が映画に、マンガがアニメになったように、私の考えるような古典的コンピュータゲームの特性をトレードオフとして失いつつも、まったく別の体験を得られるメディアを目指してWiiなどは設計されている、そして今後、ゲームとは無関係の進化を続ける、と。こう書いてみれば当たり前のことだけど、その設計思想や将来の展望をキチンと把握している人がさてどれくらいいるだろうか? 現実に、古典的な私観のゲームで遊ぶプレイヤーとWiiプレイヤーは微妙にセグメントが異なっているわけだし、その辺りはキチンと整理しておく必要があると思うよマジで。

誰かまとめて聞いてきてくれんかな。宮本さんに。

#眠いので推敲なし。おやすみ。

コメント

微妙に反応に微妙に反応。

>あなたがWiiリモコンを持ってスイングすれば、~

このコメントは宮本さんではなく、Nykoの幹部のコメントであることをまず伝えておこう。宮本さんは「手に握るコントローラが必要」ということにだけ言及しており、身体を使う使わないについての議論は範疇外だと推測される。つまり、Gueedの言う”手(指)"のみの入力インターフェイスのコンピュータゲームだったとしても、それがコントローラを利用せず、手(指)のモーションキャプチャで操作するものであれば「なんか気持ち悪いよね」ってことである。

音ゲーやレースゲーに代表される、身体をインターフェイスとしたゲームはゲームのジャンルとして確固たる地位を築いているのは事実である。そんな中でWiiは身体をインターフェイスとしたゲームに特化したゲーム機として開発されたことは評価できるが、Gueedのようなユーザが敬遠するのも理解できる。また、特化したが故にゲームタイトルが限られてしまうのも容易に想像できる。そのため、クラシックコントローラなるものを発売し、従来のインターフェイスのゲームタイトルまで間口を広げようとしているのだろう。大型筺体しかないゲーセンよりも格ゲーやコインゲーがあるゲーセンの方が客層が増えるよねな感じであろう。

かつて、ニッチなユーザ層に対する車を作り続け、私から絶大な支持を得ていた日産が、ゴーンちゃんによって一般大衆向けの判で押したような車を作るようになり業績を伸ばしたことは記憶に新しい。しかし、確実にニッチなユーザ層は日産離れしたと思われる。

要するに今の日産車もWiiも私は買わないというマーケティング上さして重要でないことを述べたかったのである。更にGueedとは何やら脳内リンクしているため、君の意見に対して反論するつもりは微塵もないということを付け加えておこう。クソみたいな仕事のいい暇つぶしになるため、これからも私のために書き続けてくれたまえ。

※蛇足の方が長いのは世の常で

入力デバイス

入力デバイスは多様であるべきだとは思う。
1ボタンで面白いゲームはあるし、複雑な操作をするゲームも面白いものがある。
そもそも、既に通常のコントローラにライトユーザはついて行けていない。

個人で作る無料Flashゲームでも面白い。
金をたくさんかけて、その何倍も面白いゲームを作れているか?その辺に今のゲーム業界の答えがあると思う。

“別物”という点

>へきゅさん

ちょっと誤解されてるかな。日記の文脈では、音ゲーやレースゲーは私の言う“古典的コンピュータゲーム”の枠を超えないのね。どちらも(まぁホイール型はちょっと別だけど)指のみを利用するインタフェースに代替可能だからってのがその理由。もちろんゲームのフィーリングは大きく変るけど、それって実は大したことじゃないのね(私からすれば)。ヌンチャクを利用するゲームは、指以外の間接を利用した際の運動をコンピュータにシミュレートされるという点で大きく異なる、と。

車のメタファーでいうなら、任天堂(宮本さん)は“別の車”を作ったんじゃなくて“車じゃないもの”を作ったと考えてるわけ。だから、良し悪し以前に対応ソフトウェアは明確に分化するし、プレイヤーセグメントも分かれる、と(これはサードパーティ制のゲームが売れないことが端的に現象を表してると思う)。つまり“ゲームにおけるニッチ層を開拓した”んじゃなくて、任天堂(宮本さん)は「ゲームプレイヤーも、それ以外の人も“別の遊び”に誘っている」というのが私の言いたいことなのね。

どちらかというとプレイヤー(私もだけど)は、あのインタフェースに“どちらで遊ぶか”と好みを迫られている。それはトランプでババ抜きをしようかポーカーをしようかという選択ではなく、そもそもトランプでない花札やUNOを選ぶような選択肢になっているわけ。

なので古典的コンピュータゲームのプレイヤーが敬遠したり離れたりする姿を見たときに、どちらかというと「戻ってくる」という表現が正しいんじゃないかな。「あ、違うものだった」みたいな。まぁそうやって明確に意識することはないだろうけどね。

お金とゲーム

>セルさん

こちらもまず「Gueedはパッドと異なるインタフェースやインタフェースの多様性を否定している」という具合に誤解されているみたいだけど、そうではなくて言いたいのはへきゅさんへのレスに書いた通り、そもそも、Wiiのゲームとコントローラは古典的ゲームにおける多様なインタフェースの一つ、ではなくて“別物”と言いたいのね。

ついでに言うと、個人で作る無料のFlashゲームは面白いけど、やはり制約は感じますね。「金をたくさんかけて、その何倍も面白いゲームを作れているか?」という気持ちはよく分かります。ただ個人的には、そんな思いもしつつ「かけるべきところにかけられていない」という印象の方が強いです。インフラ整備やUGC導入といったメタレベルの仕掛けがまだまだ黎明期だと感じますね。そういう意味では、お金をかけただけ面白くできる面白さ、というのはまだ存在していると思います。

ただ残念なことに、得てしてそういったメタレベルの仕掛けは新規性が強いだけに、中小のゲームメーカーでは投資の対象にはならない(世知辛いですが、ますますその圧力は強くなっている)。せっかくなので日記に絡めて話すなら、任天堂の方向転換は任天堂と宮本さんだからできた(投資の対象になりえた)といえるでしょう。彼らが世界を変える気概と実力と信用をもった者だからこそ「ゲームのようなゲームでないもの」を世に放つことができたんだと思います。お金をかけて。

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京都府生まれの執筆業者(3234歳/男/東京都世田谷区在住一時的に京都府在住)。ライティングやらWebのお仕事やらをしています。

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