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2009-06-03 

ネットって紋切り型の意見に落ち着くよねという話 

チラチラと覗いているはてぶにこんな日記があった。コメントがたくさんついている。

→ラーメンが松本人志(はてな匿名ダイアリー)


:以下、引用

で、出てきたラーメンのスープをひと口すすり、麺を吸い、そこでなにやら思索にふけってしまった。

いや、美味いんだ。普通に美味い。味としてはいわゆる“家系”と呼ばれるそれに分類されるのだろう。トンコツに、お魚のだしも入ってるのかな。しつこすぎず、あっさりしながらコクもあるし、チャーシューなんてとろとろだし、スープがしっかりからんだほうれん草も美味い。麺もしっかり太くてぼく好み。

でも、「うまっ!」ではない。夢中になるほどではない。「ふむふむこれは“家系”だね」「トンコツにお魚のだしも入っているのだね」なんて、いろいろ考えながら麺をすする。

思索にふけったのはそのあたりから。

これは、お笑いに似ているぞ、と思ったんだ。ラーメンとはつまり、松本人志であると。

ラーメンなんて、別に美味いんだ。お笑いなんて別に面白いのと一緒で。ぼけーっと食って、ふひーっと爪楊枝などつかって、ぷかーっとタバコでも吸って仕事に戻ればいい。なのに、ぼくはいつしかラーメンを分析している。プロの調理人の作品に対して、批評をぶっている。




当該日記に寄せられたほとんどのコメントが肯定的だが、よし分かった。

じゃあ書き直してみようか。


:以下、変更
:
で、出てきたラーメンのスープをひと口すすり、麺を吸い、そこでなにやら思索にふけってしまった。

いや、美味いんだ。細かい味は分からないけど、とにかくおいしい。

いや、これは「うまっ!」どころではない。夢中になる。そして頭を真っ白にして麺をすする。

思索にふけったのはそのあたりから。

これは、お笑いに似ているぞ、と思ったんだ。ラーメンとはつまり、松本人志であると。

なんでこのラーメンは美味しいのだろう? お笑いもそうだ。なぜその笑いが面白いかが分かれば、自分はもっと面白いものを見つけ出すことができるのに。なのに、ぼくはいつしかラーメンを分析もせず、まずいラーメンをうまいとして一生食べ続けるような危険をおかして、ただのうのうと食べていた。この世にはいろんなプロの調理人がいるが、彼らの作った味がなぜ美味しいのか、どこが美味しいかなんて考えたこともなかった。



このように考えることとまったく同じだということがなんで分からないんだろう? この記事に寄せられたコメント群もそうだ。梅田望夫さんがこんな風に書いちゃった気持ちが痛いほど分かる。みんなでぞろぞろと同じ方向に歩いて、いったいどこへ行くんだろう?

[追記]
おおっと書き忘れた。あなたが適当に選んだラーメン屋ですら「まずい」と感じさせないクオリティを維持できているのは、誰かの味の分析・批評による理論体系化のおかげということに思いを馳せたほうがいい。

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京都府生まれの執筆業者(3234歳/男/東京都世田谷区在住一時的に京都府在住)。ライティングやらWebのお仕事やらをしています。

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