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2009-05-28 

本当のことを言わないという嘘 

代替エネルギー関連のドキュメンタリーを見ると腑に落ちないことが多いのはなぜだろう?

本日見たのは、バイオマスエネルギーとして、間伐材の木くずを利用するという番組。その番組内でしきりに「CO2の削減」を強調するのだが、すべてが企業か企業内の特定工場からの視点で語られるのがとても気になった。たとえば「○○工場では○%のCO2削減に成功しました」みたいな。

あそうそう、この番組↓
→クローズアップ現代「新たなエネルギー“木くず”でCO2を減らせ」(NHK)

じゃあ削減するために排出した、そして代替エネルギーの利用を決めたことで今後“工場外”で排出されるCO2(バイオマス素材の輸送費などなど)はどれくらいになるの? というマクロな視点でみたCO2排出量が一切語られないことに違和感がある。もしそれらのデータが、エネルギー切り替え前のCO2排出量に対して十分に無視できる程度の大きさなら胸を張って語れるだろうに、語られないから故意にデータを隠蔽していると勘ぐってしまう。「“本当の事を言わない”のは嘘と一緒だぞ! ぷんぷん!」と憤ってしまう。

だいたい「CO2排出量を“0と数えること”ができます」というレトリックを弄するのがおかしい。いや、「カーボンニュートラル」(※)のことを言ってるってことは分かる。でも――机上に空論とまでは言わないまでも――現状のエネルギー効率の低さとか、輸送費の増加や設備増強を考えると環境への負荷は決して0でないということはみんなが知ってるわけで、その説明がないってことは騙してるのとまったく同じじゃないの? と(つーかカーボンニュートラルなんて知ってるやつの方が少ないべ)。だから「そこまでして公共の電波で恥も外聞もなく人を騙そうとするとは、どれほどおぞましい悪意を持った人間が制作に携わっているのか!うわー!」などと思ってしまうのだ。

※ライフサイクルの中で、二酸化炭素の排出と吸収がプラスマイナスゼロになること。これそのものが信じがたいけど。

まぁ企業の視点からすれば、自分とこの――見かけ上の――CO2削減が達成できて、化石燃料のコストが削減できればオールOKなのは分かる(コスト削減は一時的なものだけど。バイオマスの燃料素材となる有機物は需要に敏感に反応してコストが増すはず。そのうち国内だけでは絶対量が少なすぎて賄えなくなるから輸入に頼ることになろう。さぁそこで海外の陰謀説についてですが……って、それはいいや)。むしろそこは営利団体として当然の帰結だからどうでもよくて、それらを俯瞰して報道しないのが問題というか私の発火ポイントなのだ。ぷんぷん。

というか「新エネルギーを啓蒙しつつそれが本末転倒にならないように警鐘を鳴らす」という構成の方が、内容として高尚だし単純に面白いべ? にもかかわらず程度の低い単純な構成だから腹が立つんだなー。うん、腹立つのはそこだ(納得しました)。

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京都府生まれの執筆業者(3234歳/男/東京都世田谷区在住一時的に京都府在住)。ライティングやらWebのお仕事やらをしています。

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