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2008-05-26 

あーしんど。「デジタルコンテンツ制作の先端技術応用に関する調査研究報告書」を読む 

DCAJ(Digital Content Association of Japan:財団法人デジタルコンテンツ協会)が 「デジタルコンテンツ制作の先端技術応用に関する調査研究報告書」なる資料を公開している。いつの間にか。

■デジタルコンテンツ制作の先端技術応用に関する調査研究報告書
http://www.dcaj.org/report/2007/ix1_07.html(目次)
http://www.dcaj.org/report/2007/data/dc08_07.pdf(PDF資料本体)

内容は、2007年に行われたGDCやCEDECなどの講演内容やそのまとめを中心に、コンテンツ制作における詳細な技術解説や産学提携の現状と展望など、あらゆる研究内容が詰まっている(そういえば東大の馬場先生がやっている「DiGRA JAPAN」の研究内容もあった。どういった関わりでDCAJ側に研究内容が掲載されたのだろう? 財団法人や非営利団体の行動はよく分からん。たくさんあって追い切れないから、せめて発表場所ぐらいは資料倉庫という形で統一してほしいんだぜ)。

各記事は非常に有益な内容で、とくにAI技術やプロシージャル技術に関する詳細な解説は、ちょっと頭の回る人ならすぐにアルゴリズムに落とせるレベルまでが公開されている。ただ、この二つの技術解説がほかの――いわゆる「現状と展望」みたいな――より上流の研究内容からポッカリと浮いており、同じPDF資料の中にひとまとめにされている点がちと残念。ゲーム業界全体を俯瞰するような内容とより実制作に近い学術研究などは分けて掲載するべきじゃないかな。

そもそも、このような有益な資料が大きな告知もないままDCAJという――正直言ってマイナーな――ウェブサイトにのみにポッカリと、公開・掲載日を明記することなく掲載されていることがよく分からない。資料の中にある「コンテンツパイプライン」の章で、大学・研究機関・研究者の――論文執筆を目的とした――「研究至上主義」と、ゲーム開発者・企業の商品開発を目的とした「タイトル至上主義」の協調を強調(ダジャレじゃなくて)しているにも関わらず、この資料そのものの立ち位置が前者に寄りすぎているのではと感じる。最低でも、

・資料をキチンと整理する
・大手メディアなどの告知チャネルを利用する

といった程度の努力は必要なのではないかと思う(というか、本資料の文脈ではそういった努力が最も重要なところだと読み取れたんだけどな……)。

とはいえ、この資料の価値の高さは変わらない。ゲーム開発者や関係者は大いに参考に、ゲーマーは興味深い読み物としてざっと目を通してみるといいと思う。個人的にはAIの話が一番面白かったかなー。ちょっと長いけどね。

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京都府生まれの執筆業者(3234歳/男/東京都世田谷区在住一時的に京都府在住)。ライティングやらWebのお仕事やらをしています。

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