-------- 

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
2008-05-09 

ペアプレイは可能性を秘めている 

マルチプレイというと“複数人によるプレイ”と解釈されるのが一般的。もちろんこの点については私も異論はないが、個人的には「2人」と「3人以上」には大きな違いがあると考えている。マルチプレイというゲームメニューを持つゲームにおいて、2人でプレイした場合(“ペアプレイ”とでも呼ぶか)に特別なメリットを用意することで、ゲームはさらに面白くなるんじゃないのかな? などと思うのだ。つまり、そんなしようもないことを考えてしまうぐらいゴールデンウィークは暇だったわけだが、まぁそれはいいや。

とりあえずMHP2Gを例にしてみよう。最近、S・ソルZ&ギザミZ混合の「心眼」「業物」「斬れ味レベル+1」の装備を作って「双剣はもうこれでいいんじゃね? ダサいけど」と思っているのだが、それはさておき本作における1人~4人協力プレイそれぞれの印象をつらつらと書いてみる。

########

・1人
モンスターのヘイト(※)が集中するため、緊張感と難度は最も高い。1クエストの所要時間が長いのはもちろん、複数人プレイ時と報酬に差がないため、達成感よりも低効率による徒労感が上回る(だだし、これは素材集めを目的としたクエスト時に限る。村クエスト、訓練所、未達成の集会所クエストなど、進めた先にご褒美が待っているシチュエーションはクエスト達成そのものに意味があるため、ちょっと別)。またあたりまえだが、メンバー集めの必要がない。
※……ヘイト(hate)。敵がプレイヤーをターゲットする場合の優先順位決定に用いられる内部的な数値。EQ、広くはMMORPG用語だが、便利なので使いがち。

・2人
ヘイトが適度に分散することで難度は低下するが、気を抜くと死ぬ程度の緊張感は維持される。所要時間は劇的に短縮され、苦労と報酬のバランスが良くなる。また、この時点で、他プレイヤーとのやりとり(アイテム受け渡し、連携、会話)が発生する。メンバー集めは容易。

・3人
ヘイトがかなり分散し、手(≠気)を抜かない限りほとんど死なない(緊張感が薄い)。1クエスト所要時間は2人プレイよりも更に短縮され、苦労<報酬というバランスになる。コミュニケーションとしては、対話(1対1)から会話(1対多)へと形態が変化する。またMHの特性でいえば、この辺りから支援系の武器(笛など)やスキル(広域など)が生きてくる。2人プレイでも支援は可能だが、支援することによるDPS(※)低下というトレードオフを考えると有効とは言えない。メンバー集めは2人より若干手間。集めたあとも、情報共有などが少し面倒になる。
※……DPS(damage per second)。1秒あたりのダメージの平均値(まぁ一応)。

・4人
圧倒的なプレイヤー側の手数と与ダメージにより、ヘイトのシステムは崩壊。死ぬのはほぼ事故となり、緊張感はゼロ、さらにクエストが瞬く間に終わるため、苦労<<<<<<報酬という1~2人の場合とは完全に異なるプレイ感覚となる。ただのリンチである。コミュニケーションは質、量共に3人から若干変化する程度。メンバー集めの手間が大きく、集めた後もまとまりよく行動するのはかなり面倒(ただし、コミュニケーションに関わるロスは、知人/赤の他人といったメンバー構成にもよる)。


########


さて、上記からプレイヤーのやりとりに関わる部分だけを抽出すると、以下の通りとなる。


--------------------------------------------
楽……準備(メンバー“集め/まとめ”など)の難度と効率

↓(A)1人→2人
↓  ・会話(対話)の発生
↓  ・協力の発生

↓(B)2人→3人
↓  ・会話の質の変化
↓  ・協力のパターンが増加

↓(C)3人→n人
↓  ・協力のパターンが増加


--------------------------------------------


ここには会話、協力、準備というたった三つの視点しかないが、それでも(A)(B)(C)では大きく異なる。とくにペアプレイ(2人)が1人または3人以上のプレイにはない特性を備えているのが分かるはず。ペアプレイは、1人プレイと比べると、会話(対話)ができる・協力ができるというメリットがあり、3人プレイと比べると、対話ができる、準備が楽というメリットがある。今回はMHP2Gを例としたが、これはゲーム一般に当てはめて差し支えないだろう。

にも関わらず、ゲームデザイン・システム上でペアプレイをサポート・推奨しているゲームが少なすぎる。MHP2Gの集会所でいえば、ペアプレイの場合はお互いのオトモアイルーを連れていけてもいいし、MMORPGならばペアプレイ専用のインスタンスがあってもいいはずだ。多人数で遊べるゲームの多くが、ソロならどうか、マルチならどうか、といった視点でしかデザインされていないように感じられるのが不満でならない。

いや、不満というか、プレイヤー数増加に対する制限のような気がして「もったいない」という感じか。街を歩く人を見ていても、ペアと3人以上、どちらの構成が多いかは一目瞭然である。ついでにいうと、世の中には夫婦という制度だってある(私はその制度を活用できていないが。はっはっは)。

またコミュニケーションに焦点を当てると、やはり3人以上が集まるとそこに社会が生まれるというストレスがある。酒の席で、2人だと饒舌に話す人が、3人になると押し黙るといったアレだ。実はこの部分、ゲームの内部にまで社会性を望まない人(むしろ望まないからこそゲームをする人)には大きな参入障壁になるのではないかと。個人的には、ここが最もペアプレイを推奨するポイントだったりするわけだが。

MMORPGの攻略記事などでも、ペアプレイを前提としたものは需要があるような気がする。「ちょっとやろうか」と思って友達や彼氏・彼女とすぐに始められるのはかなり大きいと思う。上級者が初心者にものを教える場合でも、マンツーマンが一番効率いいわけだし。

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://gueed.blog88.fc2.com/tb.php/232-685c451e
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

«前のページ  | HOME |  次のページ»

ブログ内検索

現在使用中のキーボード
(2013/11/03時点)

プロフィール

Gueed

書いている人:Gueed
京都府生まれの執筆業者(3234歳/男/東京都世田谷区在住一時的に京都府在住)。ライティングやらWebのお仕事やらをしています。

RSS

RSS

月別アーカイブ

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。